GU-GUガンモは確かにお勧め2009/08/14

さて、ということでまずは先週のよゐこ部を見た。漫研部だったから録画したんだけど、博多大吉がGU-GUガンモを推していたんで超乗っかってみる(笑)。番組内では最終巻のページも流していたが、俺が漫画の最終回でハッキリと記憶に残っているのはこのガンモだけだ。

ガンモは基本的に藤子漫画を踏襲してるから土台はしっかりしているが、あくまでもギャグ漫画なのである種それをパロディ化してモダンにした作りになっている。今さーっと読み直してみたけど、出て来るキャラはどれもよく立っていて面白く、それだけで結構回せるような感じ。

ただやはり後半の方になると、キャラのインフラが加速してきてまとまりが無くなっていたので、連載終了は頃合いだったんだろう。若干打ち切り気味ではあるが、ジャンプのようにどうしようも無い所まで引っ張らなかったのは良かったと思う。

終了へとストーリーが変化していくのは、最終回の6話前にアクシデント?でガンモの高所恐怖症が治るというくだりが始まりで、それはラスト3話から最終回となるガンモの誕生日パーティへ向けて一気に加速して行く。そして流れの中でガンモの変化に気付くのは半平太だけなので、彼が環境の変化に戸惑う様は読者のそれとシンクロするのだ。

そして遂にその時はやって来た。以下ネタバレなので読みたい方は反転してどうぞ↓

実はガンモは不死鳥の卵体で、童心を吸収することにより不死の生命力の源とし、誕生の瞬間には関わり合いを持った者は全ての記憶を失わなければならないのだ。しかしそれを知らない皆は、あゆみちゃんの家で誕生日パーティの支度をして待っている。それがお別れパーティーになるのも知らずに…。

そして現れたガンモは、皆に感謝と別れの言葉を贈る。理解出来なく唖然とするなか扉が開き、去ろうとするガンモに半平太が飛び付くと、ガンモの中から無数の不死鳥が夜空に飛び立つ。茫然と見送る半平太…。

翌朝、佃家のいつもの風景。そこにガンモの大きなスニーカーはあるが当然誰も分からない。しかし朝食でコーヒーを飲むと、半平太は目からポロポロと涙を流すのだ。そこにこんなナレーションが被る。

~思い出は夢のごとく… 遠く色褪せゆく一瞬の少年の日… 昔の友はその名もとどめず… されど、今一度飲みかわさん… カップ一杯のノスタルジアとともに~


もう小学生の俺は号泣である。今でも正直涙腺が緩む。人によってはなんでこんな鬱な終わり方なんだという人もいるけど、俺は凄く感動して納得した。よくまとめたと思うし、この締めで名作になったと勝手に思っている。だって永遠なんて存在しないのだから。ちなみに原作に思い入れが強すぎた為、アニメ版は俺の中で無かったことになってます(笑)。

それと俺は当時の細野不二彦のタッチが大好きで、丸ペンで描いた荒くも緻密なタッチは子供ながらにもセンスが良いと思った。この辺や円英智のエルデガインなどは自分の絵柄の礎となった大事な作品だ。

ちなみに手持ちのガンモはワイド版のヤツです。あ、ちょっと隣の漫画は余計だな(笑)。