献花の列は何処までも遠く2009/07/04

今日は三沢さんの献花式に行って来ました。まず渋谷で友人と合流して花を買う。余り多くても迷惑だと思い、ライトグリーンのバラと白いカーネーションにする。それから埼京線で国際展示場前まで行き、徒歩でディファに向かっていると、そこには明らかに異常な長蛇の列が…。


現地まで行って驚きましたが、なんと最後尾は会場から一番近い有明テニスの森から更に2駅先の新豊洲辺りとの事。そしてゆりかもめで移動して新豊洲から降りてみると、その最後尾は晴海大橋を渡りきる寸前の所まで伸びていた。しかも並びの列が進むスピードよりも、献花に訪れる人の方が圧倒的に多いのだ。

馬場さんの時よりも人が多いだろうと予想はしていたが、まさかこれほど凄いとは思わなかった。やはり同時代を生きてきたファンが多いので思い入れが違うんだろうか。一緒に行った友人は超世代軍~四天王辺りから全日を見始めたと言っていたけど、この頃からファンになった人は特に多いだろう。俺が全日にハマったのはもう少し前で天龍革命の頃だが、その天龍達SWS勢が大量離脱後、タイガーが川田にマスクを取らせ、それを投げつけ三沢に戻ったシーンは未だ鮮明に覚えている。まさにニュー・ヒーローの誕生に思えたからだ。そしてその後の活躍は知っての通り。

そして話は戻るが、これはとても数時間では会場までたどり着けないと確信し、でも時間を計算するのも絶望に拍車を掛けるだけなので、あまり構えずに自然に任せよう…幸い1人では無いし。なんて思ってたら、今まで殆ど動かなかった列が急に動き始めた。たぶん警察から指導が入ったか何かで、列を増やして受け付けの記名項目を減らしたんだと思う。勝手な想像だけど。

そして友人とあれこれプロレス談義をしているうちに、何とか18:00頃には会場にたどり着けた。15:00過ぎに並び始めたから約3時間くらいか。入り口で名前のみ記帳して、ロビーに入ると右側に三沢の軌跡を追った写真パネルがあり、会場内は献花用のリングと、その奥にGHCのベルトを巻いたフルコスチェーム姿の三沢の遺影が飾られていた。

ここで少々残念だったのが、写真撮影禁止とアナウンスされているにも関わらず、バシャバシャとデジカメや写メを撮る人間が多かったことだ。特にリング手前でいつまでも写真を撮っているのは、後の人の献花の邪魔になるので困った。しかし一体遺影を撮って何の記念とするのだろうか…。俺はリングに花を投げ、手を合わせて故人が安らかに眠れるようにと心から祈った。もちろん今まで色々と与えて貰った事への感謝も込めて。

会場の出口付近にはノア所属のレスラー達が見送りをしていた。KENTA、丸藤、百田さん、永源、佐野、川畑、志賀、多聞、小川…他にもいたと思うが、短時間だったので全員は把握出来なかった。出口に一番近かった小川にだけ頭を下げる。

そして帰りにポストカードを貰う。馬場さんの時と合わせてこれで2枚目か…。永遠なんて有り得ないけど、もうなるべくこういうイベントに参加しないで済むようであって欲しい。会場を後にすると、献花を待つ果てしない列は今だ続いていた。皆無事に献花出来たのだろうか…。